低用量ピルの避妊以外の効果

低用量ピルの避妊以外の効果

冷え症、肩こりにも効果あり

避妊薬の1カテゴリーである低用量ピルは、避妊に作用するだけではないことは別の項目でも説明しましたが、改めてここでも紹介したいと思います。女性の体は種類の異なる女性ホルモンの分泌が高まったり低まったりすることが原因で、様々な不調も招きます。例で言えば生理前の不快な精神状態。いわゆるPMS(月経前症候群)です。

この症状は、女性であれば誰でも経験があると思います。肩や首、腰が痛い、体に冷えが強まる、下腹部や胸が張る、頭痛が酷くなるといった肉体的なものから、些細なことでも苛立ってしまったり喜怒哀楽の差が激しくなるなどの精神的なものまで多岐にわたります。本人が我慢できる、理性で何とか補えるといった場合は良いのですが、横になっていないと辛い人もいます。そうした場合、こうした低用量ピルを使うことで、不快な症状を緩和してくれると言われています。

更年期障害、ニキビ等にも効果あり

多くの女性を悩ます症状へ効く

また、更年期障害も同様です。更年期障害は、生理が終わってしまった人に起こる、卵巣機能の低下による症状ですが、同じように精神的な不調が訪れます。体調的には、急にのぼせが来ると言われるホットフラッシュが有名です。寝つきが悪くなったり、動悸なども起きやすくなります。これが急に訪れ、耐え難い状態になる人もいることから、ホルモン剤でもある低用量ピルの作用が非常に有効に働いてくれるのです。

その他、排卵が抑えられることから、卵巣の損傷も少なくなる為、子宮頸がん等の悪性腫瘍、所謂ガンになりにくくなる環境を作ります。また、子宮内膜の厚みも抑えられるので、内膜症の人にとっても効果的な作用をもたらします。

ニキビ

これ以外にも、ニキビや多毛症、骨粗鬆症を防ぐことにも繋がります。ニキビや多毛症は、男性ホルモンが増えることで発生すると言われる症状で、主にバランスが崩れやすくなる生理の前に起こりやすくなります。ですが、こちらも女性ホルモンを含む避妊薬を投与することで、これらが軽減されるのです。

また、骨のカルシウムなどはホルモンが順調に体内で分泌されることから守られる物質でもあります。その為、女性ホルモンが減少してしまう更年期の症状と同時期から起こりやすい症状でもあるので、こちらも服用することで骨の密度も守られるといった効果がもたらされるのです。正しい知識を持てばこうして避妊の目的以外にも投与できるもので低用量である以上、体にかかる負荷も少なく安定した避妊薬でもあります。